Bonus Track The First Time Ever I Saw Your Face

KEN'S NIGHTはジャズをモチーフにしたインクシリーズです。
2019年の9月から2020年の3月にかけて、毎月2曲ずつ、
計12曲のジャズのスタンダードナンバーをモチーフにインクをリリースしてきました。しかし、ジャズ以外の曲にも、
まだまだKEN'S NIGHTとして皆様にお伝えしたい曲(インク)があることに気づき、
このたび、Bonus Trackとして新たに4曲を加えることにしました。
その冒頭を飾るのが「The First Time Ever I Saw Your Face」です。
この曲は1972年にロバータ・フラックが歌って大ヒットしたバラードソング。
もともとは1960年代にフォークグループによって歌われた曲です。
ぼくはロバータ・フラックでこの曲を初めて知ったのですが、
実はそれがいつのことなのか、正確には覚えていません。
でも、美しいメロディーと、
「初めてあなたの顔を見た時、まるで朝陽が昇ってくるような気がした」
という切ないラブソングに心が打たれました。
それからこの曲はぼくにとってはとっておきの一曲になったのです。
この曲は実に様々なアーチストにカバーされているのですが、
特にぼくが好きなのがセリーヌ・ディオン、ジョージ・マイケル、レオナ・ルイスのバージョンです。
どのバージョンも原曲を忠実に再現しつつも、
それぞれの持ち味を最大限に引き出すようなアレンジが施されていて、
本当にどれも甲乙捨てがたいほどの仕上がりなのです。
それらのカバー曲を聴いたら、ますますこの曲が好きになっていったのでした。
ジャズのスタンダードナンバーとして誰かが取り上げないかなぁと思っていたところ、
日本では綾戸智絵と阿川泰子がアルバムで歌っていますが、
でもまだまだジャズのスタンダードとして定着しているわけではないと思われるので、
今回はボーナストラックとしてこの曲を取り上げることにしました。
色は焦げ茶色。
この曲のしっとりとした、静かな世界を色で表現するとしたら、
この茶褐色の色しか思い浮かばなかった。
この歌の時間帯はきっと昼間ではなく、夜。
でも、それは漆黒の暗い夜じゃなくて、
愛する人がそばにいてくれる希望が持てる夜。
そんな夜の色をインクで表現してみました。
販売価格
1,800円(内税)