Track 08 Smoke Gets in Your Eyes

Track08 Smoke Gets in Your Eyes

タバコを吸うようになったのは、忘れもしない1993年、25歳の時。
その頃から新宿の二丁目で遊ぶようになり、そんな時にタバコを覚えました。クラブで遊ぶ時、踊るでもない、人と話すでもない、ドリンクを飲むでもない、という場面がままあり、そんな時、ぼーっと突っ立っているのは様にならない。でも、そんな時にタバコを吸えば様になるではないか!という、ある意味邪道な理由からタバコを吸うようになったのです。
今の嫌煙が叫ばれているこのご時世に逆行するようだけど、ぼくにとって煙草は生活必需品になりつつあります。大人だけに許されている至福の時間を演出するにはぴったりで、このジャズの名曲「Smoke Gets in Your Eyes」もそんな大人の世界を描いている気がする。
そして、これもまた失恋ソング。恋をすると盲目になるって言われても自分の恋愛を信じていた主人公が、みんなの予想通り恋を失うというストーリーをタバコの煙が目に染みるというフレーズとともに歌い上げていて、本当に切ない気持ちになるのです。
このインクは大人っぽい仕上がりにしようと思っていて、なんとなく、古いバーのイメージがしたので、木を彷彿とさせる色にしようと思っていました。でも、そこに紫煙の感じも入れたいと思ったので、こちらには金のラメを入れたのでした。煙草の煙がゆったりと漂う空間を思い浮かべていただけたら幸いです。
販売価格
2,000円(内税)